医師が患者さんからよく聞く言葉は、だるさや疲労感についてのようです。こうした状況を考えるとき多くの人たちが、どのようなビタミンや栄養剤(サプリメントなど)を摂れば良いか知りたがっているということは合点がいきます。すべてのビタミンは人の体の健康を保ち、体を常に最高の状態に保つ上で理想的な栄養素なのでしょう。

そんなビタミンの中で活力として最も一般的なものは葉酸です。葉酸はビタミンB群に属する水溶性ビタミンとして知られており活力を増加させると証明されたビタミンです。葉酸は疲労感に対抗するうえでも効果があということです。このような疲労感に有効なビタミンやサプリメントがあるのですから、それを活用しない手はないでしょう。

ただしサプリメントを摂取するうえで注意が必要な人もいます。もしアスピリンのような抗血液凝固剤を摂っている人であれば、イチョウ葉エキスのようなサプリメントを摂る前に常にドクターや訓練された専門家に相談することは肝要なことです。なぜならイチョウの葉には薬の作用を強めたり、逆に薬の作用を弱めたりする場合があるからです。

イチョウの葉には30種以上のフラボノイド類と数種のテルペン類が含まれており強力な活性酸素(フリーラジカル)消去作用と、血管拡張作用を発揮すると言われています。また記憶力の回復効果を高め、うつ病の治療にも役立つということです。ただし血小板の凝縮を抑制する働きもあるので抗血小板薬などを服用している人は効果が強くなりすぎることがあるので要注意です。つまり抗血液凝固剤などの薬を処方されている人がイチョウ葉を摂ると出血しやすくなる可能性があるのです。

サプリメントが体に活力を取り戻し健康維持に役立つことも事実だと思います。でも用い方を間違えると有害になることもあるので持病があり薬を処方されている人ならば特にサプリメントや栄養剤を摂る前に医師と相談することをお勧めします。